「妹」と「甥っ子」と「私」

私には、６歳離れた妹がおりまして、

現在幼稚園生の子どもがいます。

つまり私の「甥っ子」です。

私は、高校を卒業してから浜松へきてまして、その頃妹は小学生くらいだったので、思春期の妹との思い出は全くありません。

現在娘の反抗期中の生活を思うと、母は大変だったのではないかと思います。

え？　今もあまり変わらん！・・・と母の声が聞こえてきました。

そういえば、

そんな妹との思い出がありました。

妹が2歳か3歳くらいの時だったか、

当時田中家は、アパートの２階に住んでいました。

下にいた私を見つけて呼んでいました。

私はよく、このアパートの１階周囲の細い路地を探検していました。

「あぶないけん、お家に入っときー！」

「おにーぃちゃーん！」

・・・まったく聞いてません。

しばらくして、

柵の間に顔がはさまって大泣き…。 

石けん水を塗って引っこ抜いた記憶があります。

そんな妹が今では母親です。

妹の息子のYUMAと初めて出会ったのは、

私が刈谷に単身赴任している時に、九州から母と刈谷へ寄ってくれた時です。

近くの東刈谷駅に迎え行きました。

ようやく到着してキャリーバックを転がす母が見えました。

ところが、YUMAの姿が見えません！？

「あれ？YUMAは？」

「おるよ」

と母が転がす荷物のとこを見ると

もー可愛くて仕方がありません。

そんな妹は今、静岡県に越してきてまして、

昨日妹が浜松に用事があるらしく、私がその用事先に送っていく事になりました。

久しぶりにチャイルドシートを付けてYUMAと妹を乗せてプチドライブです。

実は、前日に転んで口元を５針も縫うケガをしたばかり。

（あーかわいそー）

「YUMAね、ケガしたけんしゃべり方へん！」って自分で言ってました。

しばらく走って、妹の用事先へ到着。

ところが、なかなかシートから降りようとしないYUMA。

妹が「降りんと？わかみちゃんとおると？」

YUMA「おる！」

・・・・・・・・・・てんで

・・とは言っても、さてどうしましょう。

妹が用事が終われば、迎えに行かなくてはいけないので、そう遠くへは行けません。

かといって、私の仕事場に連れてっても色々たいへんだぞ。

・・・そういえば、近くにMEGAドンキーがあるのを思い出し、まぁーこういう所なら、YUMAも楽しいかなと思い・・

「わかみちゃんどこいくとー？」

「MEGAどんき」

「わかみちゃんめがどんき？ってどこ？」

「もうすぐ」

「わかみちゃんめがどんきってここ？」

「ちがう、そこ車やさん」

「わかみちゃんめがどんきってここー？」

「そこ焼肉屋さん・・」

を繰り返しながらようやくMEGAドンキーの駐車場へ到着。

駐車場で変な駐車をしている車に向かって

「おーい！しっかりしてくれよぉー！」

と叫ぶYUMA。どこで覚えるんでしょう？

さて、どこへ行こうかとエスカレータに乗って２階へ

すると、こちらへ一目散に走っていきました。

ちょうど手元に500円玉があったので、両替機で100円玉に両替。

YUMAはひと通り走りまわった後、アンパンマンの乗り物を選びました。

次にショベルカーのような乗り物。

次は、私とハイパーホッケー対決。

途中で飽きて「いつまでやるんだー？」と叫ぶYUMA。

大人気なく私が勝ってしまった・・(^^)

そしてトーマスの乗り物。

この頃の子どもは、こういうところはキリがなくなってしまうもので、

「YUMA。この100円で最後だから、最後はどれにする？」

と言ったら

「これにする！」

といって最後のゲームを楽しんでいました。

ゲームを終えると

「じゃぁー今度３階いこー！」とYUMA。

「YUMA、ここ3階無いと。２階までしか無いとよ。」

と２階の途中まで歩いてきたところで、

「じゃあ！　わかみちゃん来てーーーーー！！」

とまた来た道を戻る方向へ私を誘導するYUMA。

「なになに？　どこ行くとねー」

「こっちこっち！」

はて？どこへ行くのかと思ったら・・・・・

両替機！？

そーきたか・・・・

かしこいぞ・・・YUMA。

そーはいっても、キリがなくなるので、

「YUMA！コインゲームやろっか？」

100円で10枚なので、そこそこ誤魔化せるかと(^^)

そしたら！

ちゃりんちゃりんちゃりんーーー♪

大当たり！

「おおー！当たったー！」

これがお金だったらいいなぁと素直に思ってしまった私。

次に競馬のようなゲームをする事に。

「これはね、どの色の馬が一番になるか選ぶとよ。YUMA何色が一番になると思う？」

「YUMAね～わからん！」

「そっか・・。じゃあこの中で、好きな色はどれ？」

「YUMAね～ピカチューかOOマンしか好かんと！」

「・・・・・・」

こんな事を繰り返し、そこそこ楽しみました。

そして、不完全燃焼のYUMAが

「わかみちゃん！ガチャガチャいこー！」

てんで、ガチャガチャコーナーへ

ガチャガチャ人気は衰えませんな。

「どれにすっと？」

ひと通り見渡して

「YUMAこれがいい！！」

と１台のガチャガチャと目が合いました。

そして、写真を指さして

「YUMAこれがほしいと！トッキュウ４号！」

「とっきゅう４号？」

私は、それが何なのかさっぱり分からなかったのですが、あとで調べたら、最近のちびっこに大人気のヒーローもので、何色かあって、YUMAがほしいのは緑色のものでした。

▶トッキュウ４号とは（私が参考にしたサイト）

YUMAに200円を渡して

がちゃ・がちゃ・・

「どれ、貸してごらん」

と私も回してみても・・・・

「あれ？回らんね。？」

よーく見たら、ここにあるガチャガチャは、全て200円と表示してあったのですが、このガチャガチャだけ

「400円！！　高さ―！」

まーよくこの台を選んだものだ。

かしこいぞ・・・YUMA。

そして、200円を追加投入！

今度はOK!　がちゃ・がちゃ・・ころーん！

「あーーー！トッキュウ4号！！！！！！！」

すごい！

すごいぞYUMA！

いろんな意味でこの確率はすごい！

やるじゃないか！YUMA！

そして一言・・・。

・・・・・・・なによりです。

すると、妹が電話があり、用事が済んだらしく、はじめてのYUMAとの暇つぶしは終了。

妹を乗せ、妹が住む町へ送って行きました。

そして、家に着いて、

ギヤをパーキングにした瞬間。チャイルドシートに座るYUMAが一言・・・・。

幼き子どものその言葉・・・・・。

そんなYUMAは、もうすぐお兄ちゃんになります。

出産間近の妹。

妹よ・・・頑張って産むんだぞー！！

YUMA・・またMEGAドンキー行こうねー！！

「妹」と「甥っ子」と「私」のはなし。

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